07/03/02 14:30:33
ニューテクノロジー振興財団(東京都大田区)は一日、ロボットコンテストの草分けとして知られる
同財団主催の「全日本マイクロマウス大会」を十一月に、つくば市内で開催し、新たに屋外で走行や
歩行するロボット技術を競う部門を創設すると発表した。
米国では二〇〇四年から、軍事利用の技術を磨く目的で、砂漠で車を自動運転させるコンテストが
開催されている。国内では、ロボット開発・実証実験特区に認定された福岡市と北九州市で公道
実験が行われたが、コンテスト形式で屋外走行の技術力を競うのは初の試み。
「ロボットラリー」の仮称で、市中心部のつくばセンター地区のペデストリアンデッキを会場に、一キロ
程度の距離をロボットに走らせる。四月中に正式な競技ルールを決め、参加者を幅広く募る方針だ。
東京大学生産技術研究所の橋本秀紀・助教授は「大変エキサイティングな試み。屋外で走らせる
頑強な足回りなどが求められ、街の中で活躍するロボット開発に弾みが付く」と期待している。
全日本マイクロマウス大会は、ロボットが自力で幅十八センチの迷路を通り抜ける速さなどを競う
内容で、今年が二十八回目。山形県長井市で行われた昨年の大会には、海外も含め約三百の
ロボットが参加した。
つくば市では、一九八五年の科学万博での世界大会以来の開催。市は、新産業の創出に結びつける
取り組みとして、来年以降も受け入れを継続する考えで、運営などに全面協力する。
ソース
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)