07/02/05 18:58:32
宮崎、岡山と猛威を振るう高病原性鳥インフルエンザ。
病原体を運ぶ疑いがある渡り鳥は何とも忌まわしいが、羽があるだけに阻止は難しい。
忌まわしいといえば、街中にふん害をまき散らし、鳥インフルエンザを媒介しかねないハトもそのひとつ。
そんなハトを追い払う画期的な撃退ツールに、問い合わせが殺到しているという。
「ハトは“動き”のあるものに対して過敏に反応する習性がある。
どの部分のどんな動きに反応するのか、徹底的に研究し、ついに完成した」
建具メーカー「アドバンテック」(福岡市)の松永竜一課長(44)が自信を持って勧めるのが、
ハト撃退パネル「ごめんねハトくん」(9800円)だ。
「ハトに最大限の敬意を払って名付けた」という、まさに“ハト派”の本製品の効力は絶大という。
角度によって半永久的に開閉するパネル上部の「タカの目玉」とハトが視覚的に嫌う色彩の帯とで、
双方向から威嚇する仕掛けだ。
同社は不動産やマンション業者から深刻なハト被害を聞き、製品開発に着手した。
約1年半に及ぶ開発過程には松永課長の血のにじむような努力があった。
市内数カ所の公園に1カ月以上通い、ハトの習性をつかんだ。
朝8時から4時間にわたる実験の様子はかなり異様だったようで、
「公園のちびっ子や主婦、浮浪者の方に奇異な目で見られ、度々呼び止められた。恥ずかしかった」
と振り返る。鳥インフル騒動は偶然だったが、スズメやツバメにも効果があるという。
本製品の売上資金で、今後はカラス撃退ツールに着手すると意気込む松永課長。
鳥と人間の知恵比べ、軍配はどちらに上がるのか。
画像:ハトの存在を脅かす「ごめんねハトくん」
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