07/01/16 10:14:40
高校の校長らの「役得」旅行は、台湾だけでなく、中国でも催されていたことが
わかった。台湾とほぼ同時期に実施され、台湾を上回る約100人が蘇州と
上海を3泊4日で訪問。滞在費はすべて中国政府に負担してもらっていた。
対象は教職員や生徒だったが、生徒に募集をかけずに実子を同伴したり、
元教師が参加したりしており、格安旅行への便乗ぶりが改めて浮かび上がった。
この中国旅行は、日中韓の観光担当大臣が昨夏に青少年交流の拡大を合意
したことを踏まえ、中国政府が修学旅行の誘致を主な目的に主催した。
航空券を手配したJTBによると、参加費は往復渡航費の4万8000円だけで、
現地ホテル代、飲食費、交通費は中国政府が負担した。複数の旅行会社は、
通常なら渡航費を含め12万~15万円と試算。
参加者の一人は「修学旅行としては豪華すぎるコースだ」と話した。
日本からは校長を含む教職員・生徒ら98人が参加。名簿によると、公立校は
東京、神奈川、千葉、大阪、兵庫、三重などの校名があり、30人程度だった。
一行は昨年12月26日に上海入りし、学校訪問やシンポジウムのほか、蘇州の
観光地などを訪問した。
中国側は10月に日本全国の約3000校に案内状を送付。参加対象を「
教職員、生徒、父母等」とし、生徒の参加が無理な場合は教職員の子も
可としたが、中高生に限定していた。
ところが、参加した教師4人は校内で募集することなく、実子を同伴。
大学生を連れて行った人もいた。子の同伴について教師は「案内が終業式
直前に来たので募集できず、自分の子を連れていった」などと説明した。
校長に無断で生徒と一緒に参加した教師もいた。
また、以前勤めていた私立高校名で参加した教員OBもいた。
「旅行会社から誘われ、旧知の校長に相談したら『うちの校名を使っていい』
と言ってくれた」という。
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ソース:朝日
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