【読売新聞/コラム】「自分以外はバカ」 他人を見下す“仮想的有能感”[01/10]at WILDPLUS
【読売新聞/コラム】「自分以外はバカ」 他人を見下す“仮想的有能感”[01/10] - 暇つぶし2ch1:フルーツパンチ大名行列(070216)φ ★
07/01/12 10:10:56
◆(6)他人見下す「仮想的有能感」 競争社会に耐えられず

神奈川県の男子専門学校生(20)の口癖は、「バカばっかり」。
昨年の就職活動中でも、幾度となく、この言葉を発した。
「オレを採らないなんてバカな会社だ」と。

有名企業を目指していた当初は「オレは簡単に内定を決める」と豪語していたが、
採用試験で、具体的にどういう仕事をしたいのかと問われると、うまく答えられずに、
十数社で不合格だった。
落ち込みはしたが、いつものように、「バカな会社ばっかりだ」と思うことで、
いらだちを抑えた。

特別成績が良いわけでも、何か特技を持っているわけでもない。
でも、自分を大きく見せたくて、つい虚勢を張ってしまう。
「オレは普通の専門学校生とは違う」。気がつくと、
自分よりも「だめな人」を探し出して、見下すことで安心感を得ていた。

昨年末、アパレル企業の内定がようやく決まった。
しかし、辞退するつもりだ。「第1志望じゃないし、自分には合わない」からだ。
ほかに就職の当てがあるわけではない。とりあえずはフリーターでいいと思っている。

彼が通う専門学校によると、最近、卒業を目の前にして
就職をやめてしまう生徒が増えている。その多くが男子だ。

教師の一人は言う。「本音は、きちんと働ける自信がないようです。
まず、やってみたらとアドバイスしても、やってみてできなかったら
カッコ悪い、という答えが返ってくる」

仮想的有能感―。
昨年、約34万部を売り上げた「他人を見下す若者たち」の著者、
名古屋大大学院の速水敏彦教授(教育心理学)の造語だ。

無意識に他人を見下すことで、「自分はエライ、有能だ」と思い込むことを意味する。

速水教授は「格差社会で負け組になりそうな人たちにとっては、
生き抜くための最後のとりでなのかもしれません。
でも、自分がだめだと認めたくないから、ささいなことでもすぐにキレる。
自分に甘いけど、他人に厳しい。こんな現象が広がっている背景には、
この仮想的有能感があるのでは」と指摘する。

そして、この傾向は、男性に強いという。
一流大学から一流企業に入って家族を養う―。
競争に駆り立てられ、社会のプレッシャーが、
女性よりも大きいからではないかと、速水教授はみる。

読売新聞 2007年1月10日
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

※続きます。


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