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三重大教育学部の岩崎元郎准教授(50)が教え子にセクハラ(性的嫌がらせ)行為などをしたとして
諭旨免職の懲戒処分となった問題で、同大は三十日午後、記者会見を開き、三浦春政理事は
「学生への人権侵害で、教員としてあるまじき行為」と謝罪した。
三浦理事は処分理由として、セクハラ行為のほかに、二〇〇二年ごろから講義への遅刻や無断休講、
講義中の暴言など教育者として不適格な行為を繰り返していたことも挙げた。〇四年五月ごろ教え子の
女子学生に「髪を切ったらもっとかわいくなるよ」と言った際には無理やり髪の毛を切ったことも明らかにした。
岩崎准教授は、教え子をうつぶせにして馬乗りになるセクハラ行為をしたとして〇一年九月に減給十分の一
(十カ月)、別のセクハラ行為で昨年五月に出勤停止六カ月のそれぞれ懲戒処分を受けた。
会見では、大学が今回の内部調査をした発端が、出勤停止の懲戒処分の直後に、教員から教育学部長らに
出された要望書だったことも明らかになった。被害を受けた学生約三十人の意見を教員がまとめたもので
「この人の講義は受けられない」「授業と関係ない部署に配置換えしてほしい」などという内容だったという。
岩崎准教授は大学側に対し、一部の事実を「覚えがない」という趣旨の釈明をしているという。
豊田長康学長は「本学への社会の信頼を著しく損なうもので、深く陳謝する。学生の人権の尊重などについて
教職員への徹底を図り、信頼回復に努める」とのコメントを出した。
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