07/04/13 23:02:56
当組合職員による不祥事件について
この度、誠に遺憾ながら、当組合元職員がお取引先様のご預金を着服するという不祥事件が発覚いたしました。
社会的、公共的に大きな役割。責任を担い、信用を第一とする金融機関として、このような事件を発生させたことは、
日頃よりご支援 。 ご協力いただいているお客様をはじめ関係各位の皆様に多大なご迷惑とご心配をお掛けすることであり、誠に申し訳なく、心からお詫び申し上げます。
本不祥事件は、当組合元職員 (平成18年6月30日付依願退職) が本店営業部在籍時に、
お取引先様から事業の売上金を入金処理する際に金銭を預かった証拠となる受取書を発行せず、その一部を着服した上、
あたかも正常に入金が行われているかのように見せかけるため、通帳を偽造するという手口で行われたものであります。
その結果、横領額は累計で約3,200万円相当となっていたことが、平成19年1月19日に判明致しました。
なお、元職員は本店営業部から他店への人事異動の内示を受けた昨年6月に退職し、同お取引先様に経理担当社員として再就職し、
内部から隠蔽工作を図るとともに横領を続けていたものであります。
当組合ではこれまでも内部管理態勢の強化に努めてまいりましたが、この度このような事態を招いたことを深く反省するとともに、
今後の再発防止策どして、組合内の管理態勢をより一層厳正化し、基本に立ち戻った忠実な事務の取扱の徹底を図り、
牽制機能が正しく働く適正な業務運営を行うべく、役職員一丸となって組織作りに全力で取り組んでまいります。
この度ご迷惑をお掛けしましたお客様に対しては深くお詫び申し上げ、被害額を既にご返還させて戴きました。
また、元職員に対しては被害額の回収を図るとともに、民事 。 刑事両面での告訴をもって厳正な対処をすすめている次第であります。
なお、この度の不祥事件に際しましては、普通預金通帳の現物を職員に対し長期間にわたり預けたまま、
実質的に放置されていたこと、さらに現金集金時に発行すべき「受取書」の授受がお客様も了承のうえで行われていなかったことなど、
基本手続きと相互の管理 。 牽制機能が割愛され、不祥事件の誘発に繁がったものと思われます。
最後に改めて、関係各位の皆様に多大なご迷惑とご心配をお掛けしたことに対し深くお詫び申し上げるとともに、
より強固な内部体質の改善に努めてまいる所存であります。
なお、現在当組合に対して近畿財務局による検査が行われておりますが、
ご報告の不祥事件との直接的な関係性はなく、定例で実施されているものであります。
以上、本誌をもちまして不祥事件の顛末ならびに改善に向けた組合の取組み姿勢についてご報告させて戴きました。
今後とも皆様のご指導ご鞭権の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
以上
ソース
URLﾘﾝｸ(www1.kinsan.co.jp)