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★狛江 消えゆく文具店 100円ショップ、大型店に押され… 「子供の社交場」年内2店閉店
・狛江市内で、2店の文具店が年内いっぱいで店じまいする。文具店と言えば、昭和の時代には
“子供の社交場”。お小遣いを手に鉛筆や練り消しなどを買いに来る子供たちであふれていた。
しかし、学校の生活指導が厳しくなっていることや100円ショップ、大型小売店舗に押されて
売り上げが落ち、次々と姿を消しつつある。(吉良敦岐)
「今の子供は勉強で忙しくて、寄り道も買い食いもしなくなってね」。狛江市猪方2の府川文具店を
40年間切り盛りしてきた府川テル子さん(75)がこぼす。店内にわずかに残るノートやペンを整理
する手が止まった。
府川さんは今春、胃がんの手術をして、「残された時間で旅行を楽しみたい」と思うようになった。
文具は100円ショップで購入する時代になってしまった。「そろそろ潮時かな」と思い閉店を決意した。
店は、隣に市立狛江第二中学校が開校した1967年春に開いた。当時、学校に給食施設がなく、
「子供がパンでも買う場所がないと不便だろう」という親心から店を始めた。
当初はパンやおにぎりなど、弁当代わりの食品を売った。温かい食べ物を出そうと肉まんをふかして
いたこともあったという。多い日はパンが500個も売れた。徐々に筆記用具や画材、体操服なども
仕入れるようになり、地域の「便利屋」になった。(>>2-10につづく)
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