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ハッキング恐れ防衛省GPS携帯見送り
防衛省は30日、幹部の夜間、休日の行動確認のため検討していた衛星利用測位システム(GPS)対応の
携帯電話導入を当面見送る方針を固めた。ハッキング(不法アクセス)されて幹部の位置情報が流出する危険が
あるためで、同省幹部は「検討は続けるが対策を見いだすのは難しい」としている。
防衛省が当初表明していた11月中の導入可否決定は果たせなかった。。同省は、既に幹部に週末の居所の
事前届け出を義務化していることから「危機管理の方策は十分」(政府関係者)としているが、導入検討が
前事務次官守屋武昌容疑者の接待ゴルフ問題だっただけに、姿勢後退に世論の批判を受ける可能性もある。
導入の旗振り役だった石破茂防衛相も29日の参院外交防衛委員会でハッキングの危険を認めた上で
「悪用されることも考えないといけない」と指摘。ただ「危機管理を担う官庁だから何かあれば
参集しないといけない」と述べ、導入の方針自体は変えなかった。
スポニチ[ 2007年11月30日 22:19 速報記事 ]
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