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岐阜市の開業医の遺産相続にからみ、16億円を超える現金を隠していたとして、岐阜地検は
28日、妻で同市城田寺、無職河田周子容疑者(72)を相続税法違反(脱税)の疑いで逮捕した。
名古屋国税局から告発されていた。申告した際に現金を除外し、耐火金庫に入れて自宅の床下
などに隠していたという。脱税額は約7億2000万円で、同国税局管内の相続税の脱税事件と
しては過去最大規模とみられる。河田容疑者は同国税局や岐阜地検の事情聴取に対して
「(現金があることを)知らなかった」などと容疑を否認していたという。
関係者の話を総合すると、河田容疑者は、夫が05年10月に73歳で亡くなった後、自宅や市内に
持っていた土地・建物の不動産のほか、現金などを長男や長女とともに引き継ぎ、遺産総額は
約19億5000万円に上った。しかし、06年7月、岐阜北税務署に相続税の申告をした際、不動産
など約2億6700万円を申告したが現金約16億円を除外し、相続税約7億2000万円を免れたと
される。
除外された現金は河田容疑者が数千万~4億円ほどに分けて耐火金庫に入れ、自宅や離れ、
土蔵の床下に隠していたという。診療所を引き継いだ長男と、すでに嫁いでいる長女は相続税の
申告を河田容疑者に任せていたといい、脱税には関与しなかったとみられる。
申告後の06年冬ごろ、同国税局の査察(強制調査)で床下に隠した耐火金庫が次々と見つかった。
同国税局は河田容疑者による悪質な遺産隠しの疑いがあるとみて今月15日に告発。岐阜地検は
河田容疑者から任意で事情を聴いたが容疑を認めず、逮捕に踏み切った。
ソース
asahi.com URLリンク(www.asahi.com)