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フランスのサルコジ政権が進める大学改革に一部の学生が「大学が商業主義に陥る」と猛反発、各地で
抗議行動が続いている。23日にはパリ大学ソルボンヌ校で校舎入り口を封鎖していた学生と、勉強を
続けるため中に入ろうとした学生が衝突、大学当局は同校を閉鎖した。AP通信などが報じた。
反発が起きているのは8月に成立した「大学の自由と責任に関する法律」。同法は今後5年で予算や
財産管理についての大学の裁量を拡大させると規定。職員採用などに関する学長の権限を強化し、
民間資金の導入にも門戸を開く。日本の「国立大学法人」のフランス版ともいえる内容で、教育や研究の
活性化を目指しているとされる。
「大学間の格差拡大」を危惧し、法律撤廃を求める学生らは全国で抗議行動を展開。フランス公共ラジオ
によると、全国の50大学で校舎封鎖などの動きが出ており、抗議行動は高校にも広がりつつある。
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp) (共同)