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京都を訪れる外国人観光客が急増する中、人気スポットの花街で芸舞妓さんを待ち伏せし、写真を
撮るなどマナーの悪い団体客が目立つようになった。祇園地域(京都市東山区)では自衛策として、
住民がパトロールをして注意を促しているが、観光客を締め出すわけにもいかず、頭を悩ませている。
市内の外国人宿泊客数は5年前までは40万人前後で推移していたが、市や国の誘致キャンペーンで
2003年以降は毎年約10万人ずつ増え続け、06年には80万人を突破した。
これに伴い、京情緒あふれる祇園かいわいでも外国人観光客が急増。祇園町南側地区協議会などに
よると「お座敷に向かう芸舞妓さんを2、30人で待ち構えて写真を撮ったり、着物を引っ張ったりする
団体が増えている。走って追いかけて、体に触る悪質なケースもある」という。
「アジア圏から訪れた観光客にマナーのよくない団体が多い」といい、地元のお茶屋関係者からは「一部の
観光業者がお座敷を利用するのではなく、写真を撮るためだけに連れて来ている」「文化的な理解不足で、
芸舞妓さんを観光客向けのキャンペーンガールと勘違いしている」といった声が上がっている。
また祇園甲部芸妓組合の津田健次事務長は「外国人の団体が一部の日本人カメラマンの行動につられて
集まることも多い」といい、日本人にもマナーを理解してもらう必要があるとする。
協議会は10月から地域住民でパトロール隊を結成。花見小路通を中心に、強引に写真を撮らないよう
注意を呼び掛けている。協議会は「多くの外国人に来てもらいたいが、京都市は誘致策ばかりでなく、
マナーやしきたりのPRにも力を入れてほしい。大きなトラブルが起きてからでは遅い」としている。
ソース
京都新聞 URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)