07/11/20 01:46:44 0
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最近は「炎上」や「祭り」といったネット用語が、一般のマスメディアでも使われるほど普及しつ
つある。一応説明しておくと、「炎上」とはブログのコメント欄に非難や罵倒の書き込みが殺到
すること、「祭り」とはブログの炎上も含めた、ネット上でユーザーが殺到して起きる騒ぎの総
称だ。
近ごろは少し理解に苦しむほど炎上や、祭りが頻発している。芸能人や政治家などの運営
するブログが舞台ならばわからなくもないが、まったく無名の個人ブログがある日突然“大炎
上”し、閉鎖に追い込まれるようなこともざらである。たった1日、場合によっては数時間の間
に、何百件もの罵倒や非難を浴びせられたら、ふつうの神経ならばとても耐えられないだろう。
(略)
最も炎上しやすいものは、企業のブログやWebサイトを舞台とするものだ。(略)個人のブログ
が「祭られて」炎上するのも、こうした正義感や善意に基づく場合が多い。最近特に目立つの
が、ブログやSNSで自分の悪さ自慢(ちょっとした犯罪、あるいは犯罪未満のいたずら)をした
ことで、祭りになるケースだ。どうせ友達しか読んでないから…と軽い気持ちで「武勇伝」を書
いたところ、目ざといネットウォッチャーに見つかり、掲示板などにさらされて攻撃が始まるの
である。
犯罪にせよいたずらにせよ、いったん祭りになってしまうと、過剰とも言える「社会的制裁」を
受けることになる。たとえ匿名やハンドル名でブログを運用していたとしても、過去のエントリ
から情報や写真が次々と掘り起こされ、mixiなどの情報と突き合わせがなされて個人が特
定される。所属する会社や学校が判明すれば、電話や電子メールで「こんなことを許してい
いのか!」と通報される。これにより、学校を停学や退学になったり、企業から内定を取り消
されたりしたケースもある。
(略)
実は今月、インターネットリテラシーに関する書籍を出版した(「ネットリテラシー診断ドリル」
技術評論社刊)。リテラシー不足で炎上する人々のちょっとした助けになれば…という思いか
ら書いたものだ。少しでも多くの人の目に止まれば、と願いながらも、やはり自分のことは自
分で宣伝しにくい。最後に少しだけ触れさせてもらった。