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インドネシア・ジャワ島のジョクジャカルタに、ジョクジャカルタ王室のグスティー・カンジェン・ラ
トゥ・プンバユン第1王女(35)が出店したたこ焼き店がある。親日家の王女が小麦粉料理の
普及に努める「日本コナモン協会」(大阪市)に協力を求めた直後にジャワ島中部地震が発生。
被災者の励ましになればと、開店を急いだ。ソースの香ばしいにおいが、復興に取り組む人々
の心を癒やしている。
「イラッシャイマセ」「イッチョウ(一丁)、カシコマリマシタ」
ジョクジャカルタ中心部の5階建てショッピングモールの最上階に行くと、片言の日本語が聞
こえてくる。飲食店街の一角にあるたこ焼き店「粉もん KONAMON」。作務衣(さむえ)姿の
若い店員7人が、客に声をかけながら鉄板の上のたこ焼きを手際よく転がす。
(略)
イスラム教徒が国民の約85%を占めることから、豚エキスが入っていないソースを使うが、
それ以外は具材は日本と同じだ。
(略)
プンバユン王女は、王室の財団が生産する繭のPRのため、01年ごろから定期的に日本を訪
問。来日を重ねるうちに和食が好きになり、中でも、気軽に一口でほおばれるたこ焼きに魅了
され、昨年2月に出店を決定。日本の食文化研究家などが03年に設立したコナモン協会の
存在を財団関係者を通じて知り、協力を要請した。
その約3カ月後、ジャワ島中部地震が起き、約6千人の死者が出た。王女は熱々のたこ焼き
をにぎやかな屋台風の店で売ることで「国民を元気づけたい」と考えて開店を急いだ。
(略)
王女は今春、日本の食文化を国民にもっと知ってもらおうと、ショッピングモールの飲食街に
焼き鳥店もオープン。次はおでん屋の出店も検討している。 (以下略)
URLリンク(www.asahi.com)