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船場吉兆、偽装メニューは取締役が提案
船場吉兆(大阪市中央区)による偽装表示事件で、「但馬牛」と偽って提供された心斎橋店(大阪市)の
九州産牛肉の料理は、湯木正徳社長の二男で店長を務める尚治取締役が発案していたことが20日、わかった。
肉類の仕入れを経営陣が仕切っていたことがすでに判明しており、大阪府警生活環境課は、経営陣が仕入れ
実態を把握したうえで、料亭メニューの偽装も主導した疑いがあるとみて押収資料の分析を急いでいる。
関係者によると、尚治取締役が提案したのは、「但馬牛すき鍋御膳」と「但馬牛網焼き御膳」。それぞれ
8400円の料理で、「牛肉をメーンにした手ごろな値段のコースを作ろう」と尚治取締役が呼びかけ、
昨年1月からメニューに加えた。事前の店舗会議で原産地を表示することが決まり、「但馬牛」として
提供することを尚治取締役が了承したという。
同店では他にしゃぶしゃぶ、すき焼きなどのコース料理を1万2000円から提供。メニューには載
せずに注文に応じて出し、牛肉の原産地には触れていなかった。
一方、牛肉の仕入れは、湯木社長や長男の喜久郎取締役らが担当。九州産牛肉は福岡県久留米市の食肉
販売会社に本店が発注、心斎橋店は本店から一括して納入しており、「但馬牛すき鍋御膳」以外に使用
する肉についても、すべて同じ九州産牛肉を使っていたという。
船場吉兆の関係者は「店で使う肉は、すべて但馬牛と思っていた。仕入れの状況は、本店しか把握し
ていなかった」と話している。
2007.11.20 13:49
URLリンク(sankei.jp.msn.com)