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取引業者「迷惑な話」「立ち直って」…船場吉兆強制捜査
「船場吉兆」(大阪市中央区)による牛肉産地偽装事件で16日、同社本店が大阪府警の強制捜査を受け、
高級料亭にまで広がった食品偽装に捜査のメスが入った。
「船場吉兆」に対しては、取引業者らから、厳しい声や名門料亭としての出直しを求める声が上がった。
「お客さんに『おいしい』と言ってもらいたい一心だったのに、その思いを踏みにじられた」
十数年前から船場吉兆に三田牛を納入していた兵庫県内の業者は、
他県産を偽って販売した同社に怒りをあらわにした。
業者は大半の牛を自社の牧場で育て、飼料には上質米として知られる三田米の古米や
消化を促す納豆菌を配合するなど、工夫を重ねてきた。「『三田牛』は何代も前から
牛を大切に育てながら、みんなで守ってきたブランド。迷惑な話だ」とあきれる。
船場吉兆が鶏肉を仕入れていた「とり安」(京都市中京区)の店主上田哲温(てつお)さん(63)は、
朝のテレビニュースで捜索を知った。鶏肉の納入を巡っては、船場吉兆が「とり安の納入商品は
(ブロイラーではなく)地鶏だと思っていた」などと主張したことから、
「いい加減な物を売ってたのか」と中傷する電話もあり、上田さんは心痛で体重が5キロも減ったという。
上田さんは「捜査で全容を解明してもらいたい。船場吉兆に恨みがないわけではないが、
早く日本一の料理屋の姿を取り戻し、立ち直ってほしい」と話した。
(2007年11月16日13時11分 読売新聞)
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