07/11/14 22:41:27 0
オーストラリア人は、日本の捕鯨船団が南洋での例年の捕鯨開始準備をしていると聞いて、
世界で1頭の全身真っ白のザトウクジラが虐殺されるのではないかと恐れている。
「ミガル」(アボリジニの言葉で「白い友だち」の意)と名づけられた雄クジラは、1991年に初めて
発見されてからオーストラリアでは有名な存在だ。
ミガルは毎年、数千頭のザトウクジラと一緒に南極大陸の凍った海から暖かい南太平洋と
グレートバリアリーフの浅瀬まで移動する。そして数カ月後には雌は新たに生まれた子クジラを
引き連れて、クジラたちは南極大陸に戻っていく。体長45フィート(13.7m)のミガルがオースト
ラリアの東海岸に沿って移動してくるのを、ホエールウォッチャーたちは熱い思いで心待ちにして
いるのだ。
ミガルは現代の「白鯨」として歓迎されている。(1851年のハーマン・メルビルの古典に出てくる
のはマッコウクジラだが…)
自然保護運動家たちは、ミガルがホエールウォッチングや漁船にとても慣れているので、日本
のハンターたちに簡単に殺られてしまうのではないかと恐れている。
南半球の夏が近づいて、日本の捕鯨船団は数日内にも出港する準備をしている。それが今日
明日でもおかしくない状況だ。
彼らは50頭のナガスクジラ、数百頭のミンククジラの捕殺に加えて50頭のザトウクジラを捕殺
すると公表した。日本人たちは、ナガスクジラやザトウクジラを数10年に亘って調査捕鯨してきた
結果、捕鯨再開しても生息数を維持するに十分な回復を見せていると主張する。
ミガルを殺さないでとのメディアの要望に東京の水産庁職員は素っ気なく、「ノーコメント」として
返答を避けた。それどころか、同庁はオーストラリアとニュージーランドが、過激な自然保護団体
シーシェパードの反捕鯨活動船を阻止して日本の船団の安全を守ってほしいと求めてきた。
昨年、シーシェパードはブルドーザー型排土板を取り付けた船で日本の船団に激突して脅迫した。
それ以来、日本政府はこの団体を「環境テロリスト」と呼んでいる。(>>2-5に続く)
(写真)URLリンク(www.telegraph.co.uk)
英テレグラフ:
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