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【ワシントン12日AFP=時事】
未確認飛行物体(UFO)を目撃したり、その調査にかかわったりした
元パイロットや元米政府職員ら19人が12日、同政府に対し、
約30年前に打ち切ったUFOに関する調査を再開するよう要求した。
国家安全保障、航空安全のためにもUFO問題を取り上げるべきだと主張している。
19人の中には、1994年にニースからロンドンへの飛行中、
巨大な円盤を見たというエールフランスの元パイロットや、
76年にUFOの撃墜を試みたイラン人元パイロット、
87年にアラスカ上空で目撃されたUFOに関する調査がもみ消されたと主張する
米連邦航空局(FAA)の元職員がいる。
97年にUFOを目撃したという空軍パイロット出身で
元アリゾナ州知事のファイフ・サイミントン氏は記者会見で、
「UFOはすべて常識的な説明で事足りるという神話を定着させようとするのを政府はやめてもらいたい。
69年に打ち切った調査の再開が必要だ」と述べた。
同氏はこの中で、どの国も安全保障上、航空安全上の理由から
自国領空内のいかなる飛行物体についても正体を突き止めるべきだと指摘。
さらに、UFOに関して米政府は国民に語るべきだと提言したところ、
中央情報局(CIA)関係者が
「だめだ。UFOが存在すると公衆に話せば、パニックが起きる」と述べたと語った。
UFO問題は次期米大統領選の候補者討論会でも取り上げられ、
民主党のクシニッチ候補は自らUFOを目撃したことを明かしたという。
UFO懐疑派は目撃証言について、単なる航空機の見誤りか、大気圏に突入した隕石だと主張している。
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