07/11/13 18:14:41 UkeOlnac0
◇世界一の経済大国になるチャンスを逃した日本
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1998年の147円を安値にした円の上昇は、2005年1月の
101円で終わりました。私は1997年から日本が世界一になるため
には1ドル=50円まで円高が進む必要があると書きました。
しかし、官僚は必死で円高を止め、米国と欧州は自国通貨が上昇する
ことを歓迎しました。最近では中国も自国通貨が上昇するのを歓迎
しています。どうして、日本だけが円高を阻止しようとしているのか。
瀕死の米国経済が立ち直ったのは、クリントン大統領の時にルービン
財務長官が10年ぶりにドル高政策への転換を行ったからでした。
そして、ドルに続いてユーロもユーロ高政策をとっています。
この欧米経済が強いのは『自国通貨を高くして、海外からの自国へ
の投資を促進させる』政策を取ったことが大きな要因となっています。
投資した国の通貨が下落する国に『だれが喜んで投資するのか』という
当たり前のことを考えれば、円安政策がいかに間違っているかが分かる
と思います。それが分かった欧州がユーロ高に移り、これを見た中国が
元高政策に転換しようとしているのに、日本は相変わらず円安政策で
満足してしまっています。
つまり、日本の景気が戻らないのは『政府と日銀と政治家』が
『歴史に何も学ぼうとしない』ことが第一の要因ではないかと思います。