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・フジテレビが7月に放送した「FNS27時間テレビ」の「ハッピー筋斗雲」のコーナーについて、
出演者から「(演出に虚偽があり)自分や周囲の人たちが傷つけられた」と、放送倫理・番組向上
機構(BPO)の放送倫理検証委員会(川端和治委員長)に抗議が寄せられた。同委員会は9日、
フジテレビに質問書を送り、事実関係の説明を求めることを決めた。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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・今年フジテレビの27時間テレビ内で行われた「ハッピー筋斗雲」。孫悟空に扮した香取慎吾と
ゲストが「ハッピーサプライズ」を仕掛けて一般人を喜ばせるというもので、そのうちのひとつが
江原啓之の“素人スピリチュアル・カウンセリング企画”だった。
そこで霊視を受けることになった美容院経営のAさん(50歳女性)。
選ばれた理由は善意のボランティア活動であった。Aさんは父の死後、美容院と同時に10年以上
リンゴ園を経営。'04年には新潟県中越地震の被災地の子供たちに、'06年にはイジメで悩んで
いる学校などに向けて、リンゴと手紙を送っている。
しかし番組は、そんなAさんに悩みがあるのだとナレーションで提起する。
<リンゴ園の経費がかさみ、肝心の美容院の経営が苦しくなってきたのです。
こんなとき、お父さんが生きていれば何て言ってくれるだろうか>
そんなAさんを心配した美容院スタッフの手紙により、香取慎吾が立ち上がるという“体裁”で
番組は進行する。そしてAさんに次のような“ドッキリ作戦”を決行するのだ。
①「講演会の依頼が来た」とウソをつき、Aさんを東京に呼び出す。
②何も知らないAさんの前に、講演会の司会だと言って香取が登場。有名人との思わぬ遭遇にAさん喜ぶ。
③かつてAさんからリンゴを送られた被災者たちも駆けつけていて、Aさんを大拍手で迎える。
④香取が、講演会はウソだと暴露。江原が登場し、亡くなったAさんの父親の声を聞かせる。
無論Aさんは、江原に“霊視”されることなど知る由もなかった。
「江原さんが出てくるまでは、大拍手にAさんが涙するなど文字通り“ハッピーサプライズ”だったん
ですが…」問題はその後だった。(>>2-10につづく)