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2007.11.11 14:50
チリのサンティアゴで8日から中南米諸国とスペイン、ポルトガルによるイベロアメリカ首脳会議が開催され、
最終日の10日、スペイン前首相を批判したベネズエラのチャベス大統領に対し、スペイン国王フアン・カルロス1世が
怒りをあらわにし「黙れ」と発言する一幕があった。
首脳会議の公開討論での、こうした感情的なやりとりは極めて異例。アルゼンチンとウルグアイの大統領も、
両国国境地帯のウルグアイ側に建設されたパルプ工場の安全性をめぐり激しく対立。首脳会議は荒れ模様となった。
報道によると、反米左翼のチャベス大統領は会議の中で、イラク戦争への参戦を決めたアスナール
前スペイン首相を「ファシストだ」「ヘビの方がまだ人間らしい」などと強い口調で繰り返し批判。
10日はスペインのサパテロ首相が「前首相も民主的に選ばれた。敬意を払うべきだ」とチャベス大統領に
苦言を呈した。大統領が何度も反論のため首相のスピーチを遮ろうとしたところ、首相の隣にいた
フアン・カルロス一世が身を乗り出して大統領を指さし「黙らないか」と発言した。
チャベス大統領は政敵に対する激しい非難で知られる。昨年は国連総会の場でブッシュ米大統領を
「悪魔」と呼んでののしり、物議を醸した。
首脳会議は、各国が協調して社会政策を推進、域内の貧富格差縮小を目指すことなどをうたった宣言を
採択し閉幕した。(共同)
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