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<渡辺氏が党首会談の仕掛け人だった>
各メディアでそう繰り返されている報道に太鼓判を押すのは、渡辺氏と長年の親交がある政治評論家の三宅久之氏である。
「渡辺さんが今回の党首会談を仕掛けたのは間違いない。ぽくは彼から直接聞いています。小沢という人は原理主義者ですから、
自民党が乗り気だからと言ってすぐに乗る人ではない。彼をその気にさせる第三者は渡辺さんしかいない。
それで私が渡辺さんに電話で確認したら、『キュウちゃんは、さすがにわかっているな』と、認めたんです。
渡辺さんは小沢にも福田にも会っている。常々、『首相動静に出ないで総理に会う方法はいくらでもあるんだ』と言っているしね」
実は、渡辺氏は十月四日付で、友人らに次のような内容の手紙を送っていた。
<政界はゲームに勝てばいいというものではない。時には妥協と合意が必要です。西郷隆盛と勝海舟のごとき政治家が出るのを望みます>
つまり、渡辺氏ほ福田首相を江戸城の無血開城に応じた勝海舟に、小沢氏を勝と交渉した西郷隆盛になぞらえていたわけである。
渡辺氏の役どころは、さしずめ薩長同盟に尽力した坂本龍馬といったところか。
そもそも、渡辺氏が「大連立」の必要性を高らかに謳いあげたのは、八月十六日付の読売新聞社説だった。
渡辺主筆自身が筆をとったという社説の題はこうだ。<民主党も「政権責任」を分担せよ>
「参院選で与党が負けたときから、大連立が必要だと思っていた」
そう周辺に語った渡辺氏はこの夏から秋にかけ、多数の政治家や財界人たちに「大連立すべし」としきりに説いて回っていた。
「渡辺氏は、森元首相、中川秀直元幹事長、青木幹雄氏、武部元幹事長など、自民党幹部に大連立構想を根回ししていました。
大連立の実現は、参院で過半数割れしている自民党としては渡りに舟ですから、ほとんどの人間が、
渡辺氏の意見に諸手を上げて賛同しました」(自民党関係者)
なかでも中川氏は、露骨に反応。前述の社説が載った日、自身のホームページに「この読売社説の持つ意味は大きい。
大連立への方向は、歴史的流れ」とまで書き、渡辺構想を絶賛した。
続く