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【北京=杉山祐之】中国外務省の劉建超・報道局長は8日の定例記者会見で、
一部欧州紙が最近、2008年北京五輪に参加する選手らは聖書などの
宗教関係の印刷物・用品を選手村に持ち込めないと報じたのに対し、「完全に
デマだ」と強調、その上で「世界には確かに、中国の五輪開催、中国が開く五輪の
成功を望まぬ者がいる」と嘆いた。
劉局長は、外国人に対して個人用宗教用品の持ち込みを認める規定を紹介、
「主管部門や五輪組織委員会が、選手村での聖書禁止などという規則を作る
はずがない」と述べた。
さらに、「デマの背後にはどんな企みがあるのか」と語り、「中国が開く五輪」を
「破壊」しようとする人々への反省を求めた。
中国は、北京五輪が世界の好評を得るために全力を挙げている。
ただ、海外メディアの多くは、北京五輪を手放しで祝福してはおらず、むしろ、
人権などの問題点に焦点をあてる傾向が強い。劉局長の嘆きの背景には、
中国の期待と現実のギャップがありそうだ。
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