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累積赤字600億円超 06年度5年間で100億円増加 道立7病院
経営悪化が進む、紋別など道立七病院の二○○六年度の累積赤字が、
前年度に比べ約十九億円増えて、初めて六百億円の大台を超えたことが七日、道のまとめで分かった。
また、病床利用率が前年度比で6ポイント余り減る一方、収入に占める人件費の割合が100%を超え、
経営改善が一向に進んでいない実態が浮き彫りになった。
道によると、単年度の純損失は、医業収入などの減少で約十九億二千万円となり、
累積赤字は前年度比で3%増えて約六百十二億八千九百万円となった。
累積赤字は約五百十二億円だった○一年度から五年間で百億円膨らんだ形だ。
また、年間の病床数に占める入院患者の数を示す病床利用率は、
前年度の62・6%から55・8%と6・8ポイント減少。
逆に、医業収益に占める職員の人件費と給与の比率は97・7%から100・5%に増えた。
病院別で見ると、○六年度、最も純損失額が大きかったのは、
江差病院(桧山管内江差町)の約十一億五十万円で、紋別病院(紋別市)の約十億九百三十二万円、
緑ケ丘病院(十勝管内音更町)の約八億九百十六万円と続く。
そのほかの病院も億単位の損失額を抱えるが、
いずれも一般会計からの繰入金で赤字額は縮減されている。
北海道新聞 (11/08 10:43)
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