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会社更生法の適用を申請していた英会話学校最大手NOVA(統括本部・大阪市)の
保全管理人は六日、同社の事業の一部を、外食事業などを展開する
ジー・コミュニケーション(名古屋市)グループに営業譲渡し、NOVAは清算すると発表した。
同グループはNOVAの約六百七十ある教室のうち三十を譲り受けて授業を再開し、その後、
二百教室規模を目指す。前払い授業料は返還しない方針で、NOVAの商標は
当面、継続使用するという。
外国人講師や日本人社員に対する未払いの給与は、国の制度を利用して一定程度、支払われる見通し。
保全管理人は、外国人講師や日本人社員の離職が続くなどNOVAの企業価値の劣化が
激しいとして、早期決着を目指していた。更生法申請を取り下げるかは今後、
裁判所と協議して決める。
ジー・コミュニケーションの子会社「ジー・エデュケーション」が事業を引き継ぐ。
NOVAの約三十万人の受講生や、解約者が新しい教室で受講を希望する場合、
入会金は免除し、通常料金の25%で授業が受けられるようにするなど支援に努める。
再就職を希望する日本人社員や外国人講師は原則、雇用する。
この日深夜、大阪市内で記者会見した保全管理人の高橋典明弁護士は、ジー・コミュニケーション
グループを選んだ理由として「受講生の保護と講師の雇用確保の点で、群を抜いていた」と説明。
NOVAの猿橋望(さはし・のぞむ)前社長(56)について「民事、刑事責任は調査中で、
しかるべき時に報告できると思う」と述べた。
会見に同席したジー・エデュケーションの小野誉之社長は「今後、英語教育熱の高まりが
予想され、将来的に学習塾事業との展開を模索したい」と、名乗り出た狙いを説明した。
取得金額は明らかにしなかった。同グループは全国で学習塾や外食チェーンを運営。
北海道を中心に、英会話教室も展開している。
ジー・コミュニケーションは積極的な企業の合併・買収(M&A)でも知られている。
*+*+ 東京新聞 2007/11/07[**:**] +*+*
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