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<大阪知事>企業懇談会から謝礼970万円受け取る
大阪府の太田房江知事(56)が03年4月~07年9月、府の公共工事入札参加資格業者を含む
中小企業経営者らでつくる「関西企業経営懇談会」(関企懇)の飲食会に計11回参加し「講師謝礼」名目で
計約970万円を受け取っていたことが分かった。太田知事側は「講演などへの謝礼で、問題ない」としているが、
府の公共工事にかかわる業者も参加する会合に繰り返し出席し、毎回50万~100万円を受け取っており
「謝礼を装った事実上の献金」との指摘も出ている。
関係者によると関企懇は03年4月、名簿会社の経営者と元副知事が呼びかけ人となり、
関西の中堅中小企業の経営者ら約30人が集まって発足した。07年4月現在の会員32人のうち
少なくとも10人は、府の公共工事入札参加資格業者か補助金受給法人の経営者で、公共工事を頻繁に
受注する業者も含まれる。発足当時からの会員は「太田知事と交流し、
金銭的にも知事を援助しようと誘われて入会した」と話す。
活動は知事との飲食会のみで、これを「講演会」と位置付け、知事に講師謝礼を支払ってきた。
会合は03年4月の設立総会から07年9月までに大阪市内のホテルで11回あり、毎回、
会員十数人~二十数人が参加。会長と知事が冒頭で話した後、知事と参加者が飲食を共にする
約2時間の催しで、知事側に1回50万~100万円の現金が会場で手渡された。
あらかじめ差し引かれた所得税を含めると総額約977万円になるという。
知事が資産公開で所得に毎年、計上している「講演料」の大部分は関企懇からだった。
謝礼の財源は会員らの年会費で、03年と04年は1人24万円、05年以降は3万円。
最終更新:11月7日2時34分11月7日2時34分配信 毎日新聞
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