07/11/03 12:21:15 0
「この状況を打開しないといけない。政策実現のためにぜひ一緒に新体制を作りたい」
首相は大連立とセットで現職の自民、民主両党議員が定数1の小選挙区で激突しないよう
中選挙区制復帰もいとわない考えを示唆し、小沢氏との信頼構築に向けた強い思いをにじませた。
小沢氏は「党内で協議したい」とだけ述べた。
午後7時26分、小沢氏が先に席を立ち、会談は終了した。首相は伊吹氏らとしばらく話し込んだ後、
部屋を後にしたが、その表情はいつになく穏やかだった。
10月30日の会談で、首相と小沢氏は45分間にわたりひざ詰めで語り合ったが、
首相は手の内を明かさなかったため、永田町は会談をめぐる憶測で持ちきりとなった。
首相の秘密主義は徹底していた。
1日昼、首相官邸で昼食を取っていた首相はポツリとつぶやいた。
「おいしいワインが飲みたいなあ。そうだ、今夜はワインのおいしい店に行こう」
首相はこの夜、ひいきにしている東京・帝国ホテル内の
「レ セゾン」に秘書官らを連れていき、ワインを堪能した。
「そういえば、小沢さんもワインが好きだって言っていたなあ…」
「口が堅い」のは小沢氏も同じだった。恒久法制定に向けて動き出せば、旧社会党系勢力を
多く抱える民主党の足元はグラつく。菅直人代表代行は、
イラついた表情で小沢氏に近い議員らを次々に訪ね、
「恒久法を協議するなんて、絶対にやっちゃダメですよ」とクギを刺して回った。
>>3に続く