07/11/03 12:21:05 0
渡辺恒雄氏
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福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表の2回目の党首会談が行われた国会議事堂3階の常任委員長室は、
2日午前中から物々しい雰囲気に包まれた。
扉の前で衛視が目を光らせ、中では国会職員数人が、テーブルや椅子(いす)を次々にひっくり返していた。
盗聴器が仕掛けられていないかチェックしていたのだ。
首相は予定の3分前の午後2時57分、淡々とした表情で部屋に入った。1分遅れで民主党の小沢代表。
こちらは口を一文字に結び、いつになく厳しい表情だった。
民主党の鳩山由紀夫幹事長が「まず自己紹介を」と切り出すと、首相は「よくご存じじゃないですか」と応じ、
みなが笑ったが、小沢氏はすぐ硬い表情に戻った。自民党の伊吹文明幹事長も場を和ませようと
「われわれはビールのラベルみたいなものですから」と難解なジョークを言ったが、黙殺された。
伊吹氏らは直後に隣の控え室に移動し、前回と同様に首相と小沢氏の2人だけで会談は進んだ。
新テロ対策特別措置法案への理解を求める首相に対し、小沢氏は従来通り反対を表明、
「それならば、基本法を作ったらどうですか」と自衛隊海外派遣のための恒久法制定を持ちかけた。
首相は「どういう原則でやりますか」と身を乗り出し、小沢氏の持論を熱心に“拝聴”した。
会談中にもかかわらず、時折担当官僚らに電話で実現の可否を尋ねた。
会談開始から1時間10分で会談は中断したが、午後6時半すぎに再開。
ここで首相は恒久法制定への意欲を強く示した上で、唐突に自民、民主の大連立構想を切り出した。
産経新聞
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