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・米国で心臓移植手術を受けた千葉県成田市の松田京大(けいた)ちゃん(2)の父親を
暴行し、現金を脅し取ろうとしたとして、千葉県警香取署は1日、傷害と恐喝未遂の疑いで
「けいた君を救う会」代表で自動車板金業の水沢滋容疑者(45)=同県多古町=を逮捕した。
調べによると、水沢容疑者は9月1日夜、自宅敷地内の板金工場で、京大ちゃんの父で元専門学校
教諭祐樹さん(37)に因縁を付けて首を絞めるなど暴行、800万円を支払う念書を書かせて現金を
脅し取ろうとした疑い。祐樹さんは軽傷。
祐樹さんは同署に対し、水沢容疑者から、祐樹さんの妻(32)が第2子を妊娠したことについて「また
疾患のある子が生まれたらどうする」などと中傷されたほか、「救う会の活動で仕事ができなかった
損失を補償しろ」と脅されたと話しているという。
京大ちゃんは出生後「拡張型心筋症」と診断された。命を救う手だてはばく大な費用が必要となる
海外での心臓移植のみだったため、昨年6月に祐樹さんの友人らが中心となって「救う会」を発足。
手術費などの経費として8000万円を目標に募金活動を開始した。同9月に目標額を突破し渡米。
同11月に移植手術に成功。同会のブログによれば、1日までの募金総額は1億円を上回っている。
水沢容疑者は以前、祐樹さんと同じ日本自動車大学校(成田市)で非常勤講師として勤めていた関係
で、「救う会」発足当初から代表を務めていた。街頭での募金活動のほか、代表としてマスコミ対応などを
行っていたが、「2人の間でしっくりいってなかったところがあった」と話す関係者もいる。
調べに対し水沢容疑者は、念書を書かせた行為は認めているものの、「損失を補償してもらっただけで、
脅したつもりはない」と容疑を否認しているという。(一部略)
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
※画像:水沢滋容疑者
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