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心臓移植募金の代表、第2子できたと腹立て父を恐喝未遂
心臓病の男児を救うための募金活動を行った見返りに、
男児の父親から現金を脅し取ろうとしたなどとして、
千葉県警香取署は1日、同県多古町一鍬田、
自動車板金業水沢滋容疑者(45)を傷害と恐喝未遂の疑いで逮捕した。
水沢容疑者は、拡張型心筋症を患い、昨年、米国で移植手術を受けた
同県成田市の松田京大(けいた)君(2)の支援団体「けいた君を救う会」の代表。
調べによると、水沢容疑者は9月1日午後6時50分ごろ、自宅兼工場に京大君の
父親祐樹さん(37)を呼び、床に転倒させるなどして腕に軽傷を負わせたうえ、
「活動で仕事を休んだ分の穴埋めをしろ」と木刀を振り上げて脅し、
800万円の支払いを約束させる念書を書かせた疑い。
水沢容疑者は「(松田さんに)第2子ができたと聞き、
自分たちが一生懸命活動してきたのに能天気だと腹が立った」と供述。
傷害容疑は認めているが、恐喝未遂については「損失の補てんを求めたもので、
脅したわけではない」と容疑を否認しているという。
同会は、京大君の渡米費用や治療費を集めるため、昨年7月に募金活動を開始。
同会のホームページによると、今年7月までに約1億36万円の募金が寄せられている。
京大君は昨年11月、米オハイオ州で手術を受け、今年4月に帰国した。
(2007年11月1日20時25分 読売新聞)
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