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化学物質過敏症:実習原因で退学と提訴…元学生の請求棄却
解剖実習で使うホルマリンで化学物質過敏症になり医師の道を断たれたとして、元医学部生の女性(34)が
東海大と山口大に計1億円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は29日、請求を棄却した。秋吉仁美裁判長は
「大学側に具体的対策を取る義務があったとは認められない」と判断した。
女性は東海大在学中の99年4月に倦怠(けんたい)感などを覚え、通学できなくなり退学。山口大に
編入したが症状が再発し、04年3月に退学した。判決は、ホルマリンが原因で化学物質過敏症になったと
認めたが、東海大の責任は「実習の環境改善を求める文部科学省の通知(01年)前で問題意識が
醸成されていない」と否定し、山口大に関しても「具体的対策を始める時期だった」と注意義務違反は
ないと判断した。【北村和巳】
毎日新聞 2007年10月29日 22時54分
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