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東京モーターショーにつき、マスコミはこぞって自動車の国内販売不振の原因を、若者の車
離れに起因していると報道している。しかし、なぜ若者が車から離れたのかという原因を追
求しようとはしない。
車離れの大きな原因は、明らかに少子化問題・ワーキングプア問題・ニート問題・派遣社員
問題・年金不払問題などに連鎖しているものである。そのことをマスコミは報道しようとしない。
市民の可処分所得を見ても、企業のリストラ、増税などが絡み、続落傾向に歯止めがかかっ
ているわけではない。上場企業は空前の利益を計上しているにもかかわらず、労働分配率は
極度に下がったままである。
市民は、将来設計に対する不安を感じさせるような社会を作り出してきた政治や大企業に不
信感を募らせており、そうした大きな潮流は目先の車のデザインでは解決しない。
総じて、可処分所得の減少や少子化となっている層の低賃金派遣社員増などが原因で、直
接的に車の販売台数減となったのである。
(以下略。全文は URLリンク(www.data-max.co.jp) )
最近は、若者の「車離れ」が進んでいるという。中古車買い取り大手、ガリバーインターナショ
ナルの自動車研究所が今春、新社会人に初任給の使い道(複数回答)を聞くと、もっとも多い
答えは「貯金をする」(73%)だった。「自家用車を買う」と答えた人は、わずか6%。
(略)
9月から本紙1面などで連載した「新・車社会論」の取材班は、多くの専門家に理由を聞いた。
携帯電話やパソコンなど趣味の多様化、フリーターの増加、「良い車で目立ちたい」という競
争意識が低下したことなどさまざまな指摘があった。
(略)「インターネット通販があれば遠くに買い物に出かける必要もない。旅行に行かなくても
ハイビジョンで名勝地の風景が楽しめる」(略)「お台場や六本木ヒルズなど、東京都心の開
発が進んで遊び場所がリゾートから都心に移った。自然と移動手段は電車になる」
(抜粋 URLリンク(www.yomiuri.co.jp) )
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