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・今回の全国学力テストの成績を昭和30年代の大規模調査と比べると、40年間で都道府県
格差が縮小し中位層が厚くなっていることが読み取れる。当時との同一問題で、「学力上昇」の
傾向がでた。
青森中央学院大の竹中准教授が集計した36~40年度の平均得点(沖縄県は返還前の
ため実施せず)と、産経新聞で換算した今回の成績を比較すると、国語、算数・数学の2教科
合計成績が全国平均を5%以上上回った「上位層」は、かつては小中で11~14都府県
あったが、今回は3~4県に減少。5%以上下回った「下位層」も13~16県から2~3道府県に
減った。その分「中位層」は増加した。
都道府県別では、かつては下位層を独占していた東北地方の上昇傾向が目立った。39~
43位だった秋田県は今回1~3位に急伸。青森、山形の両県も大幅に順位を上げた。
竹中氏は「東北の好成績は戦後、教員の指導が平均化された結果だ。ただ、問題はやさしく、
通塾しない農村部の子供にも解きやすかった側面はあるだろう。得点分布が小さく、今後は
順位が大幅に変動する可能性もある」と話している。
一方、福井、富山の両県はトップ5を維持したが、上位層の常連だった大阪府はワースト3に
転落。沖縄県が小中とも正答率が低く、北海道は低迷した。
文部科学省は、これら道府県で正答率が低い理由は「分からない」としている。だが、沖縄県の
場合、小学校では「円の面積」などに正答率が低いほか、記述式で無解答率が高かった。
中学では家庭学習時間が少なかったり、宿題を出している学校の割合が低く、「基礎基本の
定着と家庭学習の習慣化が弱い」(文科省)としている。
一方、同一問題の前回との比較では、「魚をやく」(小6)の書き取りの正答率は33・8%(抽出)
から70・9%に37・1ポイント、「おもしろみがハンゲンした」(中3)も26・9%から67・2%へ
40・3ポイントも上昇した。数学でも、中3の連立方程式も53・4%から72・7%に上がった。(一部略)
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