07/10/23 21:24:15 RRrCg1lo0
<< 塩 素 >>
(中毒学的薬理作用)
・吸入、経口摂取により強い粘膜刺激作用、高濃度では粘膜腐食作用。
・生体の水分と触れると、活性酸素(発生基酸素)と塩酸を生じる。
活性酸素には強い酸化作用があり、組織障害を引き起こす。
ついで酸による刺激を引き起こす。
(中毒症状)
・呼吸器系症状は曝露直後~数時間以内に発現する。
気道刺激が強い場合、肺水腫になることがあり、曝露後24 時間以内または24~72 時間後に発症することがある。
・家庭用洗浄剤併用により発生した塩素ガス急性曝露では、一般的に咳、流涙、胸部灼熱感、結膜炎、頻脈を
引き起こす。嘔吐、発汗、頭痛を示すこともある。6)
・塩素ガス曝露により、眼、鼻、口の灼熱間、流涙、鼻漏、悪心・嘔吐、頭痛、めまい、失神、皮膚炎を生じる。
咳、窒息、胸骨下痛、低酸素血症、肺炎、気管支痙攣、肺水腫が起きることもある。
気管支肺炎、呼吸器系虚脱は致死的合併症である。
・軽度曝露では肺の異常を残すことはほとんどないが、中等度/重度の曝露ではしばしば後遺症として長期的な
肺機能障害が残る。
・低酸素血症が続く場合、致死率が高い。