【コラム】沖縄「集団自決」、戦争責任と曖昧な現実に耐えること=曽野綾子at NEWSPLUS
【コラム】沖縄「集団自決」、戦争責任と曖昧な現実に耐えること=曽野綾子 - 暇つぶし2ch1: ◆Robo.gBH9M @うしさん大好き! ロボ-7c7cφ ★
07/10/23 10:14:52 0
★曽野綾子 集団自決と検定 それでも「命令」の実証なし
URLリンク(www.iza.ne.jp)
◆大江氏の『沖縄ノート』
1945年、アメリカ軍の激しい艦砲射撃を浴びた沖縄県慶良間列島の幾つかの島で、敵の上陸を予感した
島民たちが集団自決するという悲劇が起きた。渡嘉敷島では、300人を超える島民たちが、アメリカの
捕虜になるよりは、という思いで、中には息子が親に手をかけるという形で自決した。そうした事件は、
当時島にいた海上挺進第3戦隊隊長・赤松嘉次大尉(当時)から、住民に対して自決命令が出された
結果だということに、長い間なっていたのである。

1970年、終戦から25年経った時、赤松隊の生き残りや遺族が、島の人たちの招きで慰霊のために島を
訪れようとして、赤松元隊長だけは抗議団によって追い返されたのだが、その時、私は初めてこの事件に
無責任な興味を持った。赤松元隊長は、人には死を要求して、自分の身の安全を計った、という記述も
あった。作家の大江健三郎氏は、その年の9月に出版した『沖縄ノート』の中で、赤松元隊長の行為を
「罪の巨塊」と書いていることもますます私の関心を引きつけた。
作家になるくらいだから、私は女々しい性格で、人を怨みもし憎みもした。しかし「罪の巨塊」だと思えた
人物には会ったことがなかった。人を罪と断定できるのはすべて隠れたことを知っている神だけが可能な
認識だからである。それでも私は、それほど悪い人がいるなら、この世で会っておきたいと思ったのである。
たとえは悪いが戦前のサーカスには「さぁ、珍しい人魚だよ。生きている人魚だよ!」という呼び込み屋が
いた。半分嘘と知りつつも子供は好奇心にかられて見たかったのである。それと同じ気持ちだった。

≪ないことを証明する困難さ≫
これも慎みのない言い方だが、私はその赤松元隊長なる人と一切の知己関係になかった。ましてや
親戚でも肉親でもなく、恋人でもない。その人物が善人であっても悪人であっても、どちらでもよ
かったのである。

私はそれから、一人で取材を始めた。連載は文藝春秋から発行されていた『諸君!』が引き受けてくれたが、
私はノン・フィクションを手掛ける場合の私なりの原則に従ってやった。それは次のようなものである。

>>2に続く


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