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【ユジノサハリンスク21日津野慶】ロシアでも人気が高まっている日本のアニメ文化のイベント
「サハリンのアニメ」が二十一日、サハリン州ユジノサハリンスク市の州立図書館で開かれた。
地元の若者たちが企画し、十代から二十代前半の約七十人が集結。アニメの登場人物の格好で
寸劇を披露するなど楽しんだ。
日本アニメの愛好者でつくるサークル「オタク」が、昨年十月に初めて開催。今回からは州の公認
行事になった。
寸劇には、三グループが挑戦。セーラー服など自慢の衣装で熱演し、日本語を交える場面も。
また、アニメの映像に好きな音楽を重ねて編集した自作ビデオの上映や、イラスト画の展示もあり、
会場の投票で優秀作品を選んだ。
主催した「オタク」は約三十人で構成。地元新聞社の呼び掛けで二○○○年に結成された。
代表で世話役のイリーナ・ゴルノスターエワさん(47)は「みんな日本文化が大好き。アニメの雑誌や
ビデオは通販で取り寄せ、地元に商品が入荷すると一瞬で売り切れる」と解説する。他国のアニメへの
関心は低いそう。
司会を務めたスベトラーナ・カムシコーワさん(22)は「モスクワでは当たり前のイベント。
サハリンでも開きたかった」と話している。
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