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★朝青龍に引退勧告も…謹慎中に細木数子さんと番組共演
モンゴルで謹慎中の横綱・朝青龍(27)=高砂=が、テレビ番組の収録を行っていたこと
が21日、分かった。TBSの「ズバリ言うわよ!」で、親交のある占い師・細木数子さん(69)
と共演。謝罪会見もしていない状況で番組出演を優先させた事態に、横綱審議委員会(横審)
前委員長の石橋義夫委員(81)は、引退勧告も辞さない考えを明らかにした。また、取材を
許可したとされる日本相撲協会広報部の高砂部長(元大関・朝潮)の責任問題も浮上。
協会側は22日にもこれらに対応する方針だ。
朝青龍は、まったく反省していなかった。九州場所千秋楽(11月25日)までと決められた
謹慎期間中のテレビ出演。夏巡業を休んでモンゴルでサッカーをした問題で謹慎処分を受け、
理事会の“温情”で解離性障害と左ひじなどの帰国治療が認められたにもかかわらず、再び
過ちを犯した。
収録は今月上旬に行われていた。朝青龍の復活をテーマにした取材で、細木さんがTBSの
クルーと療養地・ハラホリンを訪問。生活内容を撮影したという。謝罪会見すら開いていない
中での軽率な行動は、ファンや協会への裏切りと言える。
朝青龍の“品格”を問題視していた石橋委員は、あきれた様子で口を開いた。「立派な横綱と
して帰ってきてほしいから横審も帰国を許した。事実は確認していないが、これ(理事会の決定)
を崩すことならば大事ですよ。トレーニングしているところならまだしも、内容次第では身の
振り方を考えた方がいいと言わざるを得ない。横審では議題になります。前回の横審でも、
今度何かあったら引退勧告すべきとの意見もありましたから」と話した。11月26日に行われる
横審では、引退勧告の声が上がることは必至だ。
さらに師匠・高砂親方にも言及。「情けない。本人からきちんと報告を受けていたのか。親方
の問題でもある。重大さを分かっているのか」と、取材を許可した責任も問う構えだ。
協会が特別に認めた帰国療養中の愚行。世間を騒がせ続けてきた師弟に、弁明の余地はない。
(>>2以降に続きます)
(2007年10月22日06時02分 スポーツ報知)
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