07/10/21 21:59:33 0
声明文は「警察官が知的障害者の特性を少しでも認識していれば、
このような悲惨な事件は起きなかった」と地域で生活する障害者への理解を求める内容。
県内の授産施設などで働く障害者約1200人の声として、県にも提出した。
この問題が障害者の家族や施設関係者に「人ごとではない」と思わせたのは、
過去にも類似事例が起きているからだ。
「3年前、知的障害の青年が散歩中に職務質問を受け、手錠をかけられた」
「利用者が帰宅中に警察官に呼び止められて以来、恐怖でその通勤路を通れなくなった」
障害者自立支援法により、今後5年間で施設入所者の「地域移行」が進む。
障害が軽度であれば施設を出なければならず、地域で暮らす障害者は急激に増えるが、
「障害者の家族たちは『安易に不審者扱いされるようで怖くて外に出せない』と言っている」。
県警を訪れた施設長たちの顔には、現状への不安と焦り、悔しさがにじんでいた。
県警は現段階では「警察官の行為は妥当だった」との見解を示しており、
質問書に対しては「調査を尽くして適切に対応したい」と返答している。
(終)