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◇「リグレッツ・オンリー」
黒柳徹子、古谷一行、石田ひかりアメリカの作品。ニューヨークが舞台。
大統領が、婚姻法を改正し、ゲイ・レズビアンの人たちにとって、きつい内容になるものを作ろうとする。
そこで、ゲイ・レズビアンの人たちは、突如、ストライキをし、仕事から撤退し、あらま社会が麻痺してしまう・・・・・。
この演劇の最後の部分で、アメリカの独立宣言の前文が出てくる。
「全ての人間は平等造られている。」とうたい「生命、自由、幸福の追求」という言葉が出てくる。
この演劇は、まさに、この平等と生命と自由と幸福追求権のことを描いている。
ゲイやレズビアンの人たちの生存ということもあるけれど、一番語りたかったのは、黒柳徹子さんが、
インタビューでも語っているように、自由ではないか。
ゲイやレズビアンの人たちの生き難さと圧迫をかけられることへの反撃と自由な精神が生き生きと描かれている。
わたしが、興味深かったのは、黒柳徹子さん演ずる主人公とゲイのハンスとの愛情である。
ハンスは、ゲイだから、異性愛ではない。しかし、異性愛を超えた愛情があるのである。
黒柳さんが叫ぶ。「ハンス、愛しているわ。」
ゲイの人たちの愛情関係も描かれているけれど、それとは違う、男と女の恋愛ではない愛情も豊かで、
お互い大好きなのである。それは、2人とも愛情が豊かで、また自由人だからだと思う。
この脚本は、ゲイの人が書いているけれど、黒柳さんは、実際の生活や人生においてもゲイの人たちとの
豊かな交流があるからこそ、そして、自由で、よく気がついて、他者に優しい人たちとのことが、
大好きだからこそ生き生きと楽しそうに、チャーミングに演じているのではないか。
わたしが、ゲイやレズビアンの人たちと一緒にいると自由を感じて、リラックスして、楽しいと感ずることが、多いのも、
わたしが、実は、一番大事にしているのが、自由ということだからだという気がする。
>>2以降に続きます。
ソース:福島みずほのどきどき日記
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