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服役囚の健診で肺がん見落とし、国に4800万円賠償命
服役していた山形刑務所(山形市)の健康診断で、医務官が肺がんを見落としたとして、仙台市
太白区の男性(55)が、国に約7400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、仙台地裁で
あった。
潮見直之裁判長は「医務官が必要なCT検査などを怠り、肺がんの可能性を否定したのは過失に
あたる」として、国に慰謝料など約4800万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は強盗傷害罪などで懲役4年6月の判決を受け、同刑務所に服役。2004年
10月、健康診断の胸部レントゲン検査で、左肺に異常な陰影が見つかった。翌月、レントゲンの
再検査を受けたが、精密検査や治療は行われなかった。
男性は05年7月に右ひざの痛みを訴え、山形大医学部付属病院などに通院。同年12月に
肺がんとわかったが、がんがすねの骨に転移し、余命は約6か月と診断された。男性は治療の
ために刑の執行が停止されている。
山形刑務所は「判決内容を検討し、対応を決めたい」とコメントしている。
ソース
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