07/10/16 03:36:51 0
(>>1のつづき)
また、ウェブの世界一般についても、「あんまりネットって、面白くないですよ?予算でいくと、映画が一番
大きいじゃないですか?2時間に対して、数十億とかかける訳じゃないですか。ウェブサイトって、どんなに
頑張っても、サイトに1億円かけることってないですよ。お金かけるってことはそれだけ頭のいい人が
集まって、色々頑張って、面白いものをどーんと作る訳じゃないですか?そういう意味でいくと、映画とか
テレビの方がよっぽど面白くて、次にゲームがあって…」と、かけられる費用の違いを根拠に「映画や
テレビほどネットは面白くない」との見方を示した。
会場からは「ニコニコ動画」についても、質問が相次いだ。
「ユーチューブの場合は、動画自体が面白くないと見る気にならないんですけど、ニコニコ動画の
場合って、ものすごくつまらないものを見た時に、『ものすごくつまらない』って罵倒しているのが
面白かったりするんですよね」と、「動画+コメント」でコンテンツとして面白いものになっている、と説明。
回線容量の問題で、無料で登録できるユーザーの利用時間を制限していることについては、サーバーの
増強を進めているとしながらも、「いつごろそれ(時間制限の問題)が解決するかというと、誰も分からない
状況になってしまいました。先月ぐらいでは、1人あたりの(視聴時間)平均が1時間見るか見ないか
ぐらいだったんですけど、最近は1人当たり2時間とかなっていて…」と、急速にデータ量が増えている
ことから、問題解決のめどが立たないことを明らかにした。
講演後に行われたJ-CASTニュースなどとのインタビューでは、このように、データ量の急激な増加が
業績に影を落とす可能性を表明している。
「今の状況で設備を増やすことができていて、かつ、会員がそのままの速度で増えるのであれば、計算上
(単月黒字に)なるかも、って話です。いわば、捕らぬ狸の何とやら。1人1時間だったもの(視聴時間)が
2時間になるってことは、設備投資が2倍になるってことじゃないですか?コストが2倍になるので、単月
黒字になるまでの壁がどうなるかって言うと、どんどん遠のく訳じゃないですか。そういう意味では、
(単月黒字化は)結構微妙な感じですけどね」(>>3-10につづく)