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秋は大麻の収穫時期。米国の山中では、違法栽培者と取締当局との間で激しいバトルが繰り広げられている。
ケンタッキー州は米国において、カリフォルニア州に次いで違法栽培されている大麻の量が多い。
2005年の連邦統計によると、テキサス州で採れた農産物のうち、タバコの生産高は3億4300万ドル
(約393億3000万円)、トウモロコシは3億3600万ドル。一方、当局が処分した大麻は
10億ドル相当だったという。
多くが栽培されるアパラチア山地ではケンターッキー州警察官、州兵、米麻薬取締局や林野部の
職員100人以上がブラックホーク・ヘリコプターなども使い、大麻を捜索。
昨年は55万7628本(13億ドル相当)の大麻を押収している。
先日、ヘリコプターから大麻を発見したドゥエイン・ホールデン州警官らはハンビー(高機動多目的装輪車)で
古い林道を上り、3000フィート(約914メートル)の山頂に到着。マチェーラ(山刀)で
じゃまな草木をなぎ倒しながら、栽培場所にたどり着いた。しかし、ほとんどが刈り取られてなくなっていたという。
取締当局のC・フランク・レピア氏は「1990年代に始まった大麻撲滅作戦は成功している。
森は以前より安全になった」と成果を強調する。
一方、イースタン・ケンタッキー大のゲーリー・ポッター教授は「大麻を撲滅しようとするのは、
スプーンで水をすくって大西洋を空にしようとするようなもの」と指摘。全米で違法に栽培されている
大麻の量は、この25年で10倍に増えているという。
栽培量が増えている背景には、失業や貧困がある。ホールデン警察官は「栽培場所の近くで
聞き込みをすることはない。みんな誰が作っていたかは知っているが、決してしゃべらない」と話す。
*+*+ 産経ニュース 2007/10/15[23:22] +*+*
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