07/10/15 23:31:50 0
高校日本史教科書の沖縄戦集団自決に関する記述で、「日本軍に強いられた」と書いた教科書に
検定意見がつき修正された問題は、沖縄県側の大きな反発を招き、政府を揺さぶっている。
15日も、沖縄県の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」実行委員長を務める
仲里利信県議会議長が、大野松茂官房副長官を首相官邸に訪ね、記述の回復を要請した。
だが、検定は近年明らかになった事実や新証言をもとに「軍が命令したかどうかは明らかと
いえない」と指摘したにすぎず、軍関与は否定していない。県側が過敏ともいえる反応を
示したのはなぜか、背景と事情を探った。
昭和20年の渡嘉敷島の集団自決をめぐっては昨年8月、戦後の琉球政府で軍人・軍属や
遺族の援護業務に携わった照屋昇雄氏(83)が産経新聞の取材に対し、「遺族たちに
戦傷病者戦没者遺族等援護法を適用するため、軍による命令ということにした」と証言し、
「軍命令」説を否定した。
照屋氏はこの発言後、「相当な嫌がらせを受けた」(関係者)というが、同様の認識を
示す人は沖縄県内にもいる。元宜野湾市議の宮城義男氏(83)は「同年配の各市町村の
幹部らとの私的な会合では、『軍命令はなかった』『遺族年金をもらうために軍命令に
したということだ』といった話をよく聞いた。しかし、こういう話は表に出ない」と話す。
宮城氏自身も陸軍病院などで傷病兵らの看護にあたる「ひめゆり学徒」だった妹を沖縄戦で
亡くした経験を持つが、「軍の関与はまぎれもない事実だが、軍命令は推論にすぎない」との立場だ。
また、泣き声で米軍に見つからないよう、「日本軍により幼児が殺された」とする教科書記述にも異説がある。
匿名を条件に取材に応じたある地方議員は「老人会でのひそひそ話に耳を疑ったことがある。
子供が軍命令で殺されたとして遺族年金をもらっている人について
『あの人、本当は自分で殺したんだよね』
と話し合っていた」と語る。
(後略)
*+*+産経ニュース 2007/10/15[22:27] +*+*
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