07/10/13 23:27:31 0
滋賀県長浜市で昨年2月、幼稚園児2人が殺害された事件で、殺人などの
罪に問われ死刑を求刑された中国籍の鄭永善被告(35)に対する判決が
16日、大津地裁(長井秀典裁判長)で言い渡される。「刺したのは砂人形」
「耳栓が、2人は死んでいないと言っている」。法廷で不可解な言動を
繰り返してきた鄭被告。弁護側は「統合失調症のため心神喪失状態だった」
とするのに対し、検察側は「犯行は計画的で、責任逃れの詐病の可能性が
ある」と主張。最大の争点である被告の刑事責任能力をめぐり、双方の主張
が真っ向から対立している。
事件は平成18年2月17日朝に発生。長浜市の路上で、市立幼稚園に通う
佐野迅ちゃん=当時(5)=と武友若菜ちゃん=同=が倒れているのが発見
され、まもなく死亡が確認。2人を車で園に送っていく途中に包丁で刺殺した
として、同級生の母親である鄭被告が逮捕された。
鄭被告の供述には不自然な点も多く、精神科への通院歴もあったが、
大津地検は責任能力に問題はないと判断、起訴に踏み切った。だが、鄭被告
は公判でも常軌を逸した言動を繰り返す。
「刺したのは人間ではなく、砂人形。2人は生きている」。今年2月の初公判で、
鄭被告はこう述べて殺人罪を否認。計14回開かれた公判では不規則発言など
により、5回にわたり裁判長から退廷を命じられた。
公判では弁護側の請求で精神鑑定が実施され、心神耗弱状態だったとする
鑑定書が証拠採用。これを不服とする検察側は再鑑定を請求したが、却下された。
しかし検察側は論告でも、「鑑定人の判断は信用しがたい」と鑑定結果を批判。
「犯行は人格障害に起因しており、被告には完全責任能力があった」としたうえで、
「娘がいじめられたという誤解に基づく身勝手極まりない犯行で、鬼畜の所業。
極刑以外は考えられない」と結論づけた。
これに対し弁護側は「責任能力はなかったか、あったとしても限定的だった」
として、刑法39条にもとづき無罪か刑の減軽を求めている。
(以下略、全文はソース元でどうぞ)
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)