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新卒採用の増加に伴って増えている大学生の内定辞退に頭を痛める企業が、
「内定辞退翻意サービス」を活用し始めている。昨年からサービスを始めた
神戸市のコンサルタント会社「ブレーン・サポート」(木村俊良社長)には、
今年も8月末までに大手43社が依頼。成功率は6割以上と高く、依頼企業は
さらに増える見込みという。
同社は4年前から、転職希望者の引き留めサービス事業を成功報酬制で
スタート。依頼企業から新卒採用の内定辞退が多いと聞き、昨年から「内定
辞退翻意サービス」も始めた。
企業から依頼を受けると、木村社長自らが学生に連絡を取り、高級ホテル
で食事をしながら面談。まず「会社の依頼で来たが、優先するのはあなたの
条件を会社に伝えることだ」などと味方であることを強調したうえで、辞退理由
などをさりげなく聞き出す。学生が翻意するまでは面談や電話でフォロー。
依頼された複数の学生を鹿児島県の沖永良部島や与論島などへキャンプに
まとめて連れ出し、じっくり話をすることもある。こうしたサービスを昨年、46社
から依頼された内定辞退者69人に行った結果、55%に当たる38人が内定
辞退を取りやめたという。
ある国立大の男子学生は、大手自動車メーカーの内定を得たため、中堅
自動車メーカーの内定を辞退。しかし「大手は同じ能力の人間ばかり集まって
いる。君の力を生かせるのはそういう会社ではないのでは?」などと諭すと
翻意した。またメガバンクに内定していた別の国立大の男子学生は「メガバンク
は転勤も多いし、50代以降は出向させられる。着実にキャリアを築けるのは
中小」と説得すると、内定辞退した中堅企業に戻った。
木村社長によると、内定を辞退する学生に確固たる理由はなく、「『この会社
はここまで自分を欲しがっている』と認識すれば、あっさり翻意する」という。
(以下略、全文はソース元でどうぞ)
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)