07/10/13 10:51:26 PqTGQczC0
二号「兄ちゃん・・・」
一号「なんや」
二号「・・・おれ、弱いんか?」
一号「・・・」
二号「はっきり言ってくれや」
一号「ああ、弱い。おれ『ら』は弱い」
二号「!!」
一号「なんや、その顔。おまえ、強いと思とったんか?」
二号「・・・アホやな、おれ」
一号「ああ、アホや。おれ『ら』はアホや。アホやからあんなことやってもうたんや」
二号「でも、兄ちゃんは最初からおれらは弱いって分かってたんやろ? なんで・・・」
一号「金、欲しかったからな。いっぱい貯まったやろ? おれもお前も」
二号「金なんか、もうどうでもええ。おれら、こんなことになってもうて今更・・・」
一号「だからおれらはアホなんや、こんなことになってしまわんとアホやった自分に気づかれへんぐらいの大アホやったんや。でもな・・・」
二号「・・・」
一号「おまえらはまだやり直せる。親父はもうダメや、いや、前からダメやった。おれももうダメかも知れん。
でも、おまえらはまだ大丈夫や。恥ずかしいのは我慢しろ、いじめられるのは我慢しろ。
それだけのことやらかしたんや、恥ずかしくて当たり前や、いじめられて当たり前や。
でも、我慢して我慢して、がんばって真人間になるんや。大丈夫、きっとなれるから」
二号「兄ちゃん・・・でも、おれアホやから一体どうしたら・・・」
一号「そうやな、とりあえず得意なことで世間の役に立て、みんなに喜んでもらうんや」
ボヘ~♪