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11日の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦で、プロ初黒星と
なった挑戦者の亀田大毅選手(18)が反則行為を繰り返した問題で、日本ボクシング
コミッション(JBC)は12日、倫理委員会を15日に開いて亀田陣営の処分を協議すること
を決めた。
処分には「警告」「厳重戒告」や一定期間試合ができない「ライセンス停止」などがある。
JBC内部では「厳正に対処すべきだ」との意見が強まっており、処分は避けられない見通し。
JBCは、セコンドに付いた亀田兄弟の長兄で、世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級
前王者の興毅選手が試合中、リングサイドから「ひじで相手の目を狙え」などと悪質な反則
行為を指示した疑いがあるとして、ビデオ解析を進めて亀田陣営の言動を特定する。兄弟の
ほか、反則を止める立場にあったトレーナーで父親の史郎氏(42)も処分の対象に含まれる。
また、王者の内藤大助選手(33)からも、受けた反則内容などを文書で提出させる。
興毅選手は所属の協栄ジム(金平桂一郎会長)を通じて12日、「あれはひじを上げてガードし、
目の位置を狙えという意味。亀田家のボクシング用語で、誤解されているようなものではない」
などと発言を認めた上で、反論のコメントを発表した。JBC内では「18歳の若いボクサーという
事情も考慮すべきだ」との寛大な意見もあったが、「反則行為が繰り返されたことは重い」などと
して厳しい態度で臨む。
(中略)
JBCには、12日朝から亀田陣営への抗議電話が100本以上寄せられ、批判が高まっていた。
こうした世論を受け、JBCは「目に余る行為で、処分を求めるファンの声を無視できない」として
倫理委開催を決めた。
(中略)
ボクシングジムの会長らで組織する東日本ボクシング協会も15日の理事会で協栄ジムに
戒告などの処分を下す方針。同協会の北沢鈴春事務局長は、「父親が急所を狙えと指示し、
興毅がひじで目を打てと発言したのをビデオで確認した」と明言した。金平会長は12日にJBC
と同協会に謝罪している。
ソース(読売新聞) URLリンク(www.yomiuri.co.jp)