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▽薬効かないシラミ 増加で注意
アタマジラミは頭の皮膚から血を吸い、髪の毛に卵を産みつけて繁殖するシラミです。東京都では
去年、前の年の１．５倍にあたる１０００件を超える相談が保健所などに寄せられており、この
１０年ほどの間に子どもを中心に各地で被害が広がっています。
このため、国立感染症研究所は全国の医療機関などに協力を求めて１０２人から採取した２２６匹の
アタマジラミの遺伝子を調べました。その結果、４人から採取した９匹は日本で唯一、国の認可を
受けているシラミ駆除の薬に抵抗力がある新しいタイプのシラミであることが確認されたということです。
国立感染症研究所、殺虫・殺そ剤室の冨田隆史室長は「薬が効かないシラミを駆除するには専用の
くしで繰り返し取るほかに有効な対策がない。新しい薬を開発しないと被害が拡大するおそれがある」
として注意を呼びかけています。
・URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)