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米ブッシュ政権は10日、現在米下院外交委員会で審議されている、オスマン帝国時代の
いわゆる「アルメニア人大量虐殺」を「ジェノサイド」との表現を用いて当時のオスマン帝国
を非難する決議案について、トルコとの関係悪化につながり、またイラクやアフガニスタン、
中東での和平交渉を台無しにする恐れがあると警告した。
ブッシュ大統領は、今回の決議案が同盟国トルコとの連携を乱す「重大な害悪」であると
主張。トルコは米国にとって、イラクやアフガニスタンへ物資を運ぶ重要な中継拠点と
なっている。
ブッシュ大統領は「決議案は過去の大量殺害に対する対応として適切ではない。採択
されれば、北大西洋条約機構(NATO)加盟国で世界的な『テロとの戦い』の重要な同盟国
であるトルコとの関係に甚大な悪影響を与える」と言明。
コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官やロバート・ゲーツ(Robert Gates)
国防長官も決議案を非難した。
URLリンク(www.afpbb.com)
ワシントン(CNN) 米下院外務委員会は10日夜、第一次世界大戦当時のオスマン・トルコ
帝国で大勢のアルメニア人が殺害されたことを「大虐殺」(ジェノサイド)と認定する決議案を、
27対21の賛成多数で承認した。決議案に法的拘束力はない。
URLリンク(www.cnn.co.jp)