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【東京】
年金保険料 職員着服の文書公開 葛飾区 発覚の経緯など139枚
2007年10月10日
自治体職員による国民年金保険料の着服が社会問題化する中、葛飾区は九日、元区職員による
着服に関する文書を公開した。特定非営利活動法人(NPO法人)「情報公開クリアリングハウス」
(新宿区)の情報公開請求に応じた。同NPO法人によると、社会保険庁が先月発表した
区市町村職員の保険料着服に関し、自治体がより詳しい情報を公開するのは初めて。
公開されたのは、一九九七-九八年にかけ、国民年金課の職員が、延べ二十六人分の保険料
五十万三千七百円を着服した事案に関する文書で、発覚の経緯や内部調査の内容など百三十九枚。
この職員は九九年三月に逮捕、起訴され同月、懲戒免職となっている。
区の事情聴取記録によると、元職員は「窓口でその日の集計の際に現金を抜き取った」などと
手口を説明。「経済的に大変苦しく、やってしまった」と供述している。一回の着服金額は、
一万-五万円台だった。
こうした区の調査結果などは当時、管轄の葛飾社会保険事務所などにも報告されていたことも
分かった。同NPO法人常務理事の奥津茂樹さん(47)は「社会保険庁が公開した情報だけでは、
詳しいいきさつなどが分からない。内部には区市町村からの報告などがあるはずで、積極的に
公開すべきだ」と話している。同NPO法人は、日野市にも同様の情報公開請求をしている。
(小林由比)
東京新聞
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