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・フルート奏者との熱愛が報じられている俳優・えなりかずきさん(22)が、夕刊紙
「日刊ゲンダイ」などの記事で名誉が傷つけられたとして、発行元に損害賠償を
求めて訴訟を起こしていたが、「ゲンダイ」は紙面にひっそりと謝罪広告を掲載、
和解していたことがわかった。
えなりさん側は、「日刊ゲンダイ」と「内外タイムス」が、えなりさんが風俗店通いを
しているかのような記事を掲載していたことに対して「純粋な好青年という役柄を
演じてきており、淫靡なイメージが流布することは看過できない」などとして、発行元の
日刊現代と内外タイムス社にそれぞれ約1,100万円の損害賠償と謝罪記事の掲載を
求めて、東京地裁に提訴した。日刊ゲンダイ側が謝罪広告を掲載、「降伏」した形だ。
日刊ゲンダイ07年4月11日付(4月10日発行)に掲載された「美人フルート奏者と
熱愛中のえなりかずきに巨根伝説」という見出しの記事が、訴訟の対象になった。
さらに、「ちなみに、えなりクンには彼を支援してくれる有力な支援者がいて、銀座や
六本木、神楽坂や向島などで『大人のたしなみ』を手ほどきしてもらっているそうです」
と続き、えなりさんが風俗店通いをしていることを示唆した。
ところが、同紙07年10月7日付(10月8日発行)の芸能面に、「お詫び」というタイトルの
小さな社告が掲載された。
「本紙2007年4月11号に掲載したえなりかずき氏に関する記事で、同氏の発言として報じた
部分及び同氏支援者が同氏を接待する方法について述べた部分は、いずれも事実に
基づかないものでした。この記事により、同氏の名誉を侵害し、同氏に多大なご迷惑を
おかけしたことを謹んでお詫びいたします」
えなりさんの所属事務所、ジェーディーエスによると、裁判所側から「先方が謝っているので
和解をしてはどうか」と和解勧告があり、えなりさん側が受け入れ、訴訟を取り上げたのだという。
代理人の弘中惇一郎弁護士によると、謝罪広告は和解条項の一部だといい、慰謝料の
支払いも条件に含まれるが「額は申し上げられない」としている。また「記事は事実無根だ
という当方の主張が、全面的に認められた」ともコメントしている。(一部略)
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